68330☆ユベル 2021/09/20 14:31 (Firefox)

いろんな考えがあって然るべきだとは思いますが，結局のところ現実的に攻守のバランスをどう保つのかに苦労したのがここ何シーズンかのユーベだと思います。

守備偏重で組み立てられないと非難されたアッレグリ以後，マンマークからゾーンに切り替えようとしたサッリでは上手くいかず（それでもリーグは獲りましたが），攻撃陣の足枷を外して試合を支配しようとしたピルロは結局それ以上の足枷を攻撃陣以外に課すこととなってしまい結果は不安定でした。

近年では攻守一体がトレンドとなっていますがそれを実現するにはそれなりのタレント力が要求されます。そりゃ一方的にボールや試合を支配出来たらそれに越したことはないでしょうけど残念ながら今のユーベにそれが可能なタレントが揃っているとは思いませんし，これから揃えられるほどの資金力があるとも思いません。

タレント力がないということは点を取りにくくなおかつ相手に点を取られやすいということを意味するので，現実的に考えればその中で勝ちを得るためには最少得点で守り抜くっていうのがバランスが最も取りやすいという点でセオリーの１つとして挙がると思います。何点取ろうが何点取られるかわからないサッカーでは計算が立ちませんから。この部分は守備的選手を交代で出してウノゼロを狙わなかった采配ミスをアッレグリが認めていることに現れていると思います。

とはいえユーベは結果至上主義の集団だと自分は思っているので，ここから成長＆上昇が年末から年明けにかけて結果に現れないのであれば，たとえアッレグリと言えど変えるべきだとは思います。幸い今節ではトップとの差が広がらなかったので，結果に関しては忘れて，今日の試合も前半に関しては戦術の浸透が見られたのも事実ですから，次節以降これを試合を通して出来るようになれるのかに自分は注目したいと思います。