19248☆嗚呼■ 2020/01/12 19:27 (KYF39)
ストーブリーグ途中経過自己流解説
〜コーチングスタッフ・フロント編(前編)〜
ここに関しては,時計の針を三浦監督時代まで戻す必要がある。
●鹿児島のサッカーとは?
三浦監督が就任した時のユナイテッドは,明らかに新戦力と既存メンバーの間に溝があるようだった。
既存のメンバーが「俺たちのサッカー」に固執して,明らかにポテンシャルのあった外国籍の選手(バブンスキーやアレックスなど)や若手選手を活かそうとする様子がなかった。
鹿児島をもっと一つにといいながらピッチで行われていたのは,新戦力へパスもろくにまわさず,全く活かそうとしない,保守的なサッカー。
そんな総論賛成各論反対的な古参メンバーのピッチ上の振る舞いと,彼らをマネージできない三浦監督に業を煮やした…かどうかはしらないが,フロントはチーム昇格のシーズンをもって監督の交代を決断する。
●新しいボス
どこまでフロントの狙い通りだったのかはしらないが,ジョンソン監督という新しい物差しを得た鹿児島ユナイテッドでは,チルドレンたちが触媒の役割を果たした事もあって競争原理を回復させた。
「鹿児島らしいサッカーってなんですか?」
地元メディアのサッカー素人インタビュアーに,エッジの効いた質問返しをしたのは,まさに改革途上の真っ最中だった。
ありがちな質問ではあったが何かが彼の琴線に触れたのだろう。あまり感情を表に出さない監督が,向き合っている問題の大きさの一角を晒した場面をこの板の住人は見逃す事はなかった。
昨シーズンのチームの成長曲線が,戦ったカテゴリーのレベルに追いつかなかったのは事実だ。
しかし馴れ合いに陥りがちな時期のチームに競争原理を落としこむのは本当に大変だったと思うし,さらっと世代交代をやってのけたここまでのジョンソン監督の功績は称えていいと思う。