136164☆青の予言者 2018/11/22 10:38 (iPhone ios12.1)
これも見えてしまった…!決勝戦
●鹿島戦
ACLとの2冠を狙う鹿島と、東北勢悲願の天皇杯を狙う山形の一戦。
埼玉スタジアムには赤と青の両サポーターが詰めかけます。
試合は大方の予想を覆し、打ち合いに。
先制したのは鹿島。
前半13分、ミドルシュートのこぼれ球を山形出身の土居が押し込み、早々とリードを奪います。
その後も豊富なタレント陣を擁する鹿島が攻勢を強めます。
前半終了間際、日本代表の鈴木が小笠原からのスルーパスに抜け出し1対1に。
古巣対決となる櫛引をかわし、落ち着いて追加点。
ACL王者がジャイアントキリングを繰り返した山形に対し前半を2点リードで折り返します。
一方的な展開になるかと予想された後半でしたが、山形は汰木を投入。
これでリズムが変わります。
徐々にチャンスを作ると、後半20分、個人技で抜け出しPA内でシュート。
GKが弾いたところをブルーノロペスが押し込み、1点を返します。
その後は両チーム落ち着いた守備を見せますが、後半41分、CKからのこぼれ球に右足を振り抜いたのはこたてらも古巣対決となる本田拓也!
山形の闘将は、これが移籍後初得点。
土壇場で試合を振り出しに戻します。
そして後半44分、延長を見据え、木山監督がピッチに送り出したのは、今季限りで退団が決まっている松岡亮輔。
山形サポーターの大声援を背に、4年前の大舞台を知る男がチームを鼓舞します。
このまま延長戦かと誰もが思っていた後半AT6分、鹿島の中盤のパスをカットしたのは松岡。
前線の汰木へフィードし、折り返しに反応したのは来季の去就が注目される、山形の新エース、小林成豪!
豪快にネットを揺らし、これが決勝点。
ゴールと同時にホイッスルが吹かれ、モンテディオ山形が初のタイトル、天皇杯を手にしました。
試合後、ゴール裏を埋め尽くした山形サポーターからは
「セイゴウ・ヤマガタ!!セイゴウ・ヤマガタ!!」
の大コール。
小林もサポーターに対し深く頭を下げました。
そして翌10日、クラブは小林成豪の完全移籍を発表。
小林は「このチームで必ずJ1に行く」と熱く誓いました。