報知
No.13751
【奥野サッカー道】昇格争い佳境!必要なのは「平常心」
 昇格争いが佳境に入ってきたJ2についてお話ししましょう。

 1位の湘南は、圧倒的な強さを見せ、史上最速でJ1昇格を決めました。残された自動昇格枠は一つ。第34節終了時点で2位松本が、3位の磐田に勝ち点差5。これからの8試合、松本山雅が経験する緊張感は想像以上のものになってきます。また、プレーオフ出場圏内(3〜6位)まであと一歩の7位につけている山形を含め、重圧がかかる状況の中で各チームがどんな戦いを見せてくれるのか。1節1節ハラハラ、ドキドキの連続です。

 振り返れば2000年。当時、私がJ1川崎フロンターレで鈴木隆行君(J2水戸)などとプレーしていた時のこと。第1Sの最終節の相手はC大阪。C大阪は川崎F(15チーム中14位)に勝てば、悲願の初優勝が決まるという試合でした。主将だった私は、キックオフ前の円陣で「相手の顔を見ろ、相手はのまれているぞ」と声をかけました。C大阪は初優勝がかかった試合の上に、ホーム長居スタジアムには4万3000人を超える大観衆。優勝経験のない彼らは浮足立ち、話しかけても目はうつろな状態で生返事だったのが思い出されます。試合は川崎FがVゴール勝ち。C大阪は2位で第1Sを終えました。相手チームには、森島寛晃君、田坂和昭君(J2大分監督)、尹晶煥(鳥栖前監督)、盧廷潤など日本や韓国の代表選手が多数出場していましたが、それでも力が発揮できませんでした。

 「ここぞ」という大一番で力を発揮するために必要なこと。それは「平常心」です。私の場合は頭をクリアに働かせるために、試合前に観客席のサポーターやスタジアムの様子を注意して観察していました(もちろん整列時の相手選手の表情も)。そうして私は何かに意識を向け、雑念を減らしてプレーへの集中を心がけていました。皆さん、そんな緊張感いっぱいの熱いJ2にも注目です。(前山形監督・奥野僚右)

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