報知
No.14327
【みちのく人旬感トーク】山形・山岸範宏、“36歳鉄人”勝利への執念
 J2モンテディオ山形のGK山岸範宏(36)の闘魂が、シーズン終盤で燃えに燃えている。天皇杯ではこれまで3戦を無失点(すべて1〇0)で勝ち上がり、ベスト8進出。クラブ史上初の4強入りをかけて15日、J2北九州と準々決勝(NDスタ)を戦う。リーグ戦は残り7試合で、現在8位とプレーオフ出場(3〜6位)が苦しい状況。今年6月に途中加入したチーム最年長GKが、勝利へ向ける熱い思いを語った。

 キャプテンマークを巻いたGK山岸は、大声を張り上げチームを統率する。現在、チームはリーグで3番目に少ない34失点。15日にはクラブ史上初の天皇杯4強入りをかけ、J2北九州と戦う。

 「失点はもっともっと減らせる。反省のない失点はない。勝ちにこだわる集団になって、たくましく戦っていきたい」

 6月に期限付きで加入後、正GKとして17試合に先発出場した。Jリーガー14年目。06年にJ1浦和の正GKとしてリーグ制覇に貢献し、日本代表にも選出されるなど、豊富な経験はチームに刺激を与えている。

 「山形に来たとき、意思表示をはっきりする選手がいなかった。波風を立てたくないという悪い風潮があった。サッカーに間違いも正解もないんだ、もっともっとぶつけ合っていいんだと伝えている」

 キーパーグラブの中の左手小指は、外側へ大きく曲がっている。“男の勲章”だ。

 「突き指とか脱臼を繰り返して徐々に曲がっていった。診断が出たら、試合に出るチャンスがなくなるので検査は受けず、痛み止めを飲んで、テーピングをしてプレーしていた。痛みより出場チャンスをつぶしたくなかった。折れてたかもしれないですけど(笑い)」

 リーグ戦残り7試合。プレーオフ圏内6位・大分との勝ち点差は5に開いているが星勘定はしない。

 「浦和で優勝したときは、誰も星勘定なんかしていなかった。それを始めた奴は(チームを)やめろという雰囲気があった。足元を見つめ、目の前の試合を勝つことが一番大事。勝利につながるプレーをしていきたい」

 36歳GKは、ピッチに声を響かせ続ける。

 ◆山岸 範宏(やまぎし・のりひろ)1978年5月17日、埼玉・大里郡生まれ。36歳。GK。背番号は31。熊谷高、中京大を経て01年に浦和入団。02年3月16日の清水戦でJリーグデビュー。06年に正GKとしてリーグ制覇に貢献。同年日本代表に選出。14年6月に山形へ期限付き移籍。J1通算137試合、J2は17試合に出場。185センチ、88キロ。血液型O。既婚。

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