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【天皇杯】川西、歴史変えるV弾!山形が初4強
◆天皇杯 ▽準々決勝 山形1―0北九州(15日・NDソフトスタジアム山形)J2モンテディオ山形は、ホームでJ2北九州を1―0で下し、クラブ史上初の天皇杯4強入りを決めた。0―0の後半34分、FW川西翔太(25)が決勝点を挙げた。これで天皇杯は4試合すべて完封勝ち。“無傷”で11月26日の準決勝(対J2千葉、ヤンマー)に駒を進めた。
歴史を変えるゴールを挙げた瞬間、雄たけびを上げ走り出した。主導権を握りながら得点が生まれない中、会場を沸かせたのは、FW川西だった。0―0の後半34分。MF伊東の落としたボールを拾うと、冷静にドリブルで切り込み、左足を振り抜き決勝点を突き刺した。「狙ったところに蹴れて、打った瞬間に入ったと思った。絶対に勝とうと向かった試合で勝ててよかった」と笑顔を見せた。
リーグ戦ではプレーオフ圏内6位・岡山との直接対決が中3日の19日に控えるが、全力で勝ちに行った。石崎信弘監督は「何としても勝ちたかったので、ベストの形で臨んだ」。これまでの天皇杯3試合のスタメンは“サブ組”が中心だったが、この日は前節(12日)の長崎戦の先発メンバーが9人で、現在のベストメンバーで臨んだ。
4年前の悔しさを吹き飛ばし、モンテが新しい歴史を刻んだ。2010年のJ1清水との準々決勝。0―0の延長後半2分に先制したが、その2分後に失点。PK戦にもつれ込んだ末、敗れ(4―5)、あと一歩のところで4強を逃していた。
クラブ史上初の天皇杯ベスト4入りを決めたFW川西は「いつか越えないとあかん壁やった。越えたからには優勝したい」と優勝を狙う。次戦の岡山(19日)にはこれまでリーグ戦5戦全敗と勝ちがないだけに「チームにいい流れが来てる。まだ勝ててない相手なんで、その壁も打ち破っていきたい」。前節・長崎戦でもゴールを決め勢いにのるFWが、チームを勝利に導く。(武田 泉)