報知
No.17997
【奥野サッカー道】PO進出王手の山形「最初に終わりを考慮せよ」
 今週は、J1昇格プレーオフ出場に王手をかけたJ2モンテディオ山形についてお話しします。

 前節のアウェー磐田戦では2―0で勝利し、順位もプレーオフ圏内の6位。3連勝を飾り、プレーオフ進出へ向けて選手、サポーターそれぞれが大きな手応えをつかんだ試合になりました。最終節の相手は6試合連続勝ちのない、20位東京V。J3降格もなくなり、戦う目的がなくなったかのように思えますが、油断は禁物です。

 11月9日。私はJ2第40節の京都対富山戦、地元テレビ局の解説のため京都にいました。J3降格の富山に対しプレーオフ進出を目指す京都。ホームの声援をバックに、京都サポーターは勝利を確信していたことでしょう。

 試合は後半38分に京都が先制(シュート数計19本)、その時点での相手シュートはわずかに1本(合計2本)でした。ところがわずか5分後に失点。自陣で奪ったボールをキープしようと曖昧にプレーした結果、相手にファウルを与え、FKからゴールを許して引き分けに終わりました。たった一つのプレーが試合結果を決定付けることになりました。

 ゲームの流れを変えるワンプレーは試合中に必ず何度か存在します。そしてそのプレーは得失点に直接的、間接的に関わってきます。そのほとんどが技術的なミスではなく判断のミスによるのが特徴です。明確なプレーを心がけ、最終節に臨んでほしいものです。

 「十分に終わりのことを考えよ。まず最初に終わりを考慮せよ(レオナルド・ダ・ビンチ)」。これは、最後にどうなりたいのかを最初に考えておくという意味です。この最終節は、プレーオフ進出のためではなく、J1昇格という自分たちの目標のためであることを胸に刻んだ戦いです。その後に続く天皇杯も含め、山形のスポーツの秋は魅力いっぱいです。(前山形監督・奥野僚右)

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