報知
No.21179
【J1昇格PO】山形“ヤマハの奇跡”4年ぶりJ1王手!
 石崎サッカーが“ヤマハの奇跡”を生み出した。前半26分だ。右サイドを駆け上がったDF山田が、FW川西からのスルーパスを受けると、すかさずクロスを上げ、ディエゴが頭で先制。後半ロスタイム2分には、パワープレーで上がっていた山岸が右CKの石川のボールを頭で合わせ、決勝点を挙げた。右サイドで激しい上下動を繰り返した山田は「自分たちの気持ちが相手より強く、走ることができた」。石崎監督の求めるハードワークと勝利への執念を披露し、決勝舞台をたぐり寄せた。

 23日のリーグ最終戦後、26日に天皇杯準決勝で千葉との接戦を3―2と制し、中3日で迎えた決戦だった。過酷日程の中で“鬼の石さん”が積み重ねたフィジカルトレーニングの成果が出た。例年は1月中旬から新体制がスタートするが、今季就任した石崎監督は昨年の12月2日からチームに合流。オフシーズンを「J1に上がれなかった悔しさをぶつけるための準備期間」と位置づけ、過酷なトレーニングを課した。

 “フィジテク”という、ボールを使って走るトレーニングを取り入れ、1次キャンプでは2部練習にわたって徹底的に取り組んだ。シーズン中も、試合に合わせた実戦練習だけでなく、継続的に体力作り。足腰を鍛えるため、砂場でのシャトルランなどで選手を苦しめた。

 MF山田は「最初はとんでもないことをやるなとビックリしたけど、ぎりぎりまで追い込んできたことで終盤戦でも走れている」。FW川西は「疲れはあったけど90分間全員で戦ったことで、最後のゴールシーンが作れた」と効果を口にした。4年ぶりのJ1昇格へ、あと1勝。石崎監督は「疲れもあったと思うが、強い気持ちで戦ってくれた。しかし、まだ何も手にしていない。しっかり体の手入れをして全員で戦っていきたい」。目的を達成するまで、モンテ戦士は走り続ける。(武田 泉)

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