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山形旋風だ!天皇杯決勝に続きJ1も王手
<J1昇格プレーオフ:磐田1−2山形>◇準決勝◇11月30日◇ヤマハJ1昇格をかけたJ2チームによるプレーオフ準決勝の磐田(4位)−山形(6位)戦は、1−1で後半ロスタイムに突入。決勝進出には勝利が絶対条件の山形は、右CKのチャンスにGK山岸範宏(36)がゴール前まで上がり、ヘッドで決勝点をたたき込んだ。GKの頭による得点は、Jリーグ発足22年目で初。
山形旋風だ。すでに決勝進出を決めている天皇杯制覇と4季ぶりのJ1復帰の“2冠”に王手をかけた。石崎信弘監督(56)は「選手の勝ちたいという気持ちと、山形からこれだけのサポーターがかけつけてくれたことが、最後の山岸のゴールにつながったんじゃないですか」と振り返った。
数々の試練を克服した。リーグ最終節から中2日で天皇杯準決勝(11月26日)をこなし、さらに中3日でこの日のプレーオフ準決勝を迎えた。アウェー、勝利しか決勝に進出できないという条件。心身両面のプレッシャーを受けながら、後半12分には今季リーグ戦14得点のFWディエゴが右太もも裏に違和感を訴えて途中交代。大黒柱を欠きながらも、チーム一丸で勝利をつかみ取った。
石崎監督は今季、監督業をスタートさせた山形に16年ぶりに復帰。高い位置からのプレスと、攻守の切り替えの速さを求める全員サッカーを追求してきた。リーグ途中まで11度も連勝を逃す勝負弱さだったが、終盤にプレーオフ圏内に急浮上。天皇杯でも台風の目になった。今季の集大成を求める石崎監督は「勝たなければリスクを冒してでも点を取りにいかなければならない状況で、途中から出た選手もいい仕事をしてくれた」と評価した。