No.941092
何度、期待を裏切られてきただろう。
昇格します。優勝します。今年こそ変わります。
その言葉を聞くたびに期待して、気づけば順位表の下を見ている。
負けるたびに思う。
「もういいよ」「なんでこんな思いしなきゃいけないんだ」って。
寒い日も、暑い日も、花粉がきつい日も、休日を削ってスタジアムへ行く。
でも待っているのは歓喜じゃなく、重たい敗戦の空気だったりする。
帰り道、無言でコンビニに寄って、ため息をつきながら車を走らせる。
正直、理不尽だと思う。
でも、それでも行く。
なぜかと聞かれても、もう上手く説明できない。
ただ、モンテディオ山形がある90分だけは、他の全部を忘れられるからだ。
将来の不安も、日常の嫌なことも、人間関係も、その時間だけは頭から消える。
目の前のプレーに叫んで、拍手して、悔しがって。
感情を全部そこに置いてこられる。
私にとってモンテは、ただの娯楽じゃない。
生活の一部で、逃げ場所で、帰ってくる場所なんだと思う。
だから勝ってほしい。
それは絶対に変わらない。
負けてもいいなんて、一度も思ったことはない。
むしろ「勝てよ!」って毎回思っている。
でも最近、負け試合のあとに別の感情も浮かぶようになった。
「ありがとう」だ。
うなだれて歩く選手を見ると、この人たちも人生を懸けているんだよなと思う。
こっちは週末だけだけど、選手たちは毎日をサッカーに使っている。
走って、倒れて、削られて。
勝つために時間を使って、それでも結果が出ない苦しさの中にいる。
だから、悔しいし腹も立つけど、それでもありがとうと思う。
モンテを選んでくれて。
モンテのために走ってくれて。
私の大好きなクラブを背負ってくれて。
綺麗事かもしれない。
甘いと言われるかもしれない。
でも、私はそう思いたい。
ここで信じることをやめてしまったら、なんだかもったいないから。
もし未来で、本当に昇格が見えた時。
その瞬間だけ「ずっと信じてた」みたいな顔をするのは嫌だ。
だから今、格好悪くても言う。
信じてる。
根拠なんてない。
でも好きって、たぶんそういうことだ。
また次の週末もNDに向かう。
また期待して、また一喜一憂する。
本当に懲りない。
でも今日も猛烈に、やっぱりモンテが大好きだ。