433938☆袴田 2025/08/24 14:15 (Android)
思い出の地で過去を振り返った。大宮アルディージャ時代の2022シーズンから約1年半所属していたロアッソ熊本のDF袴田裕太郎は「かけがえのない生活を送ることができた場所」と古巣を表現した。 「好きな日本人選手は?」の問いにクロップ氏「驚くことに3人もいるんだ」 アウェーで4か月以上勝てていない17位・熊本。降格圏から離れるべく、RB大宮アルディージャと対戦した。3バックの中央を務めた袴田は、前半からシュートを打たれる場面もあったなかで奮闘。後半開始からは後方からのパスワークでリズムを作った。 「相手の一発を警戒しつつ、自分たちが(ボールを)持つことによってリズムも出てくると思ったので、そこは優位性を持つことはできた。だけど、最後のフィニッシュで精度を欠いてしまい、なかなか点に結び付けられなかった」 後半40分、FW杉本健勇にファインショットを沈められた。試合はそのまま終了し、アウェーでは8試合連続の未勝利。袴田は「今日の1失点を重く受け止める。自陣のゴール前で簡単にシュートを打たれてしまっていたので、そこで一歩寄せて足を出せるように、そこの厳しさが今日の大宮はすごくあった。そういうことを自分たちもできるように、ゴール前の厳しさはもっと持つべき」と自戒した。 袴田にとって、悔しさを噛みしめたNACK5スタジアムは特別な地。2022年夏に横浜FCから期限付き移籍で加入し、守備の要ながら4得点を奪う活躍でJ2残留に貢献した。翌23シーズンからは完全移籍となり、副キャプテンとしてキャプテンマークも巻いた。 「数多くの人と出会うことができた特別な場所」での戦いに懸ける思いは強かったが、勝つことはできず。袴田は「この一戦に懸けていたのはすごくあったけど、結果が出ていないのですごく悔しい」と思いを口にした。 NACK5スタジアムで出場機会を掴み、そしてチームを去るときにはJ3降格という苦い経験もした。「苦しい時に自分を拾ってくれて、サッカーの楽しさを改めて気づかされた。すごく苦しい時間は過ごしたけど、すごくいい思い出だったのかなと思う」。たしかな成長を古巣で見せ、熊本でのさらなる研鑽に決意をにじませていた。