1063001☆ああ 2025/12/09 21:45 (Android)
加藤善之氏のサッカーは、ジーコ・ファルカン時代のブラジルへの純粋なラブコール—華麗で感情豊かな、でも現実の厳しさに脆いスタイルでした。松本やヴェルディの低迷を振り返ると、このノスタルジアが「美しい失敗」を生んだ側面は否めません。加藤善之氏が松本山雅とヴェルディに残したものは、成功体験(J昇格・黄金期の裏方)というより、むしろ「これをやるとクラブは死ぬ」という、非常に高価で痛い負の教訓の塊になってしまいました。具体的には、次の4つが「二度と繰り返してはならない轍」です

1.GM(強化トップ)の個人的美学を最優先にしてはいけない
「俺の好きなサッカーをやりたい」というロマンが、現場監督の哲学と衝突し、補強と戦術がバラバラになる。松本の2015年以降がまさにそれ。

2.ロングフィードできる選手を意図的に追い出して「ビルドアップしかできない」状況を作ってはいけない
相手や試合状況に応じて戦い方を切り替えられなくなり、J1・J2の強度で一気に崩壊する。

3.人件費を急激に膨らませて「スター依存」してはいけない
ヴェルディの2000年代も松本の2019-2021年も同じパターン。高給選手がハマらなかった瞬間に予算が破綻し、2〜3年でJ3まで落ちる。

4.長期政権が硬直化し、誰も逆らえられない空気を作ってはいけない
加藤氏は松本で12年、ヴェルディ時代も含めると強化の頂点に30年以上。功労者ゆえに誰も異を唱えられなくなり、最後に爆発してクラブが更地になる。

これだけの「失敗の教科書」を一人の人間が二つのクラブに残してくれた例は、Jリーグ史上でも稀です。

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