No.1084775
新体制2戦目、浮かび上がった収穫と課題。中盤の心臓・深澤が示した現在地
開幕から2試合目を迎えた松本山雅FC。
前節に続き新戦力が多く名を連ねる中、チームとしての完成度はまだ途上ながらも、確かな手応えと明確な課題が見えた一戦となった。
守備陣|個の強さと連携不足が同居
GK 富澤(2.5)
失点シーンではキャッチできた可能性もあり、悔しさの残る内容。キック精度も本来の水準には届かず、正GK争いは依然として横一線。今後の巻き返しに期待したい。
DF 宮部(3.5)
対人の強さは今節も健在で、守備面での信頼感は揺るがない。一方で、ボールを持った際の前進や攻撃参加ではややブレーキとなる場面も。ここを改善できればワンランク上の選手へ成長できる。
DF 金子(3.0)
開幕戦に続き2試合連続でフル出場。対人守備では安定感を示したが、クリアやビルドアップ時のパス精度には物足りなさが残る。大卒1年目としては経験値を積んでいる段階で、伸びしろは大きい。
DF 白井(3.5)
前節同様、安定したパフォーマンスを披露。セットプレーから惜しいシュートを放つなど攻守で存在感を示した。一方、味方同士でのクリアが重なる場面もあり、連携面の課題は今後のテーマだ。
DF 佐相(2.0)
スタメン出場を果たしたが、守備の人数が揃う前に突破を許す場面が目立ち、失点の起点にもなった。ポテンシャルはあるだけに、判断と立ち位置の改善が急務。
DF 樋口(4.0)
今節も90分フル出場。昨季と比べ1対1での対応力が向上し、守備面での成長が顕著だった。攻撃面でも得点の匂いを感じさせ、走力・スタミナともにチームを支える存在へと進化している。
中盤|深澤を軸にリズムが生まれる
MF 深澤(5.0)
文句なしのMVP。危険なエリアを的確に締め、中盤でボールを落ち着かせ、攻撃の起点にもなる。キャプテンとしての統率力も含め、まさに“山雅の心臓”と呼ぶにふさわしい存在感を放った。
MF 安永(3.0)
樋口へのラストパスやCKからのダイレクトシュートなど、光るプレーはあったが、試合から消える時間帯も見受けられた。安定してボールに関われるかが次の課題。
MF 村越(4.5)
推進力、キープ力ともに流石の一言。CKキッカーも務め、左足の精度は非常に高い。結果こそ伴わなかったが、いつ数字を残しても不思議ではない内容だった。
攻撃陣|才能と課題が交錯
FW アレン(3.5)
前節のヒーローが今節もスタメン出場。拮抗した展開の中で決定的な違いを生み出すのは難しかったが、個で剥がすシーンや裏への抜け出しは健在。まだ19歳、将来性は計り知れない。
FW 藤枝(3.0)
開幕戦の立役者として期待を集めたが、今節はノーゴール。良い形でボールが入らない中、自ら関与する動きができるかが今後の成長ポイントとなる。
総括
中盤に確かな軸が生まれた一方、守備連携と攻撃時の再現性には課題が残る。しかし、新戦力が多いチームとしてはポジティブな材料も多く、積み上げ次第で大きな伸びしろを感じさせる内容だった。