373815☆ああ 2021/06/09 17:21 (iPhone ios14.5.1)
今日のみどころ2
逆に琉球は左右の幅を使った自在なアタッキングフットボールが特徴で、総得点数はリーグ3位の『27』となっている。大卒2年目の池田 廉がチーム最多の6得点を挙げているほか、清武 功暉と阿部 拓馬の経験豊富なアタッカー2人がともに4得点をマーク。試合は琉球がボールを保持し、能動的に崩しを図っていく展開が予想される。
その琉球も、リーグ戦では一時期の勢いがかげっている。第14節までは新潟に次ぐ2位をキープしていたものの、以降の3試合は1分2敗と黒星が先行。京都、磐田に抜かれて4位に後退した。アウェイゲームとなったリーグ前節・秋田戦も、相手の土俵で苦しみながら勝点1を分け合う展開。上里 一将は「(長い芝の)グラウンドに関しては、ポゼッションサッカーをする僕たちにとっては難しい環境ではあった」と話していた。
沖縄からはるばる秋田まで飛んでタフなゲームを演じ、中3日で今度は松本に乗り込んでの天皇杯。コンディショニングを含めたマネジメントに気を配る必要があり、それを踏まえてどのようなメンバーで臨むか。いずれにしても、公式戦4試合ぶりの勝利をつかんで3回戦にコマを進めると同時に、リーグ戦の上位争いに向けたはずみとしたい局面だ。
移動負担のない松本のほうがコンディション面では有利だが、まずは琉球の攻撃をどれだけ押し止められるかがカギ。野々村は「シノさん(篠原 弘次郎)とかがいない中でも、若手でどう守るかということが大事。もっともっとやれるという意識で試合に臨まないといけない」と気を引き締める。実効性のある指示で前の選手を動かしながら、狙いどおりにボールを奪って攻撃につなげたい。
松本にとって、サンプロ アルウィンでの琉球戦は苦い記憶がある。JFL時代の2011年以来の顔合わせとなった昨季のJ2第21節で、1−6の記録的大敗。この一戦を境に当時の布 啓一郎監督は志半ばで解任された。その後のアウェイでも敗れ、シーズンダブルを食らった相手。逆に言えば、ここで苦手の琉球を破って天皇杯3回戦にコマを進められれば、17位と苦闘続きのリーグ戦にも光明が差すかもしれない。