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松本山雅、スタジアム新設検討へ 複合型、市街地に
毎日新聞 2015年12月19日 地方版
サッカー・松本山雅FCの運営会社「松本山雅」は17日、松本市街地に商業施設などを備えた複合型スタジアムの新設を目指す検討会議を開くと発表した。収容人数は2万5000〜3万人規模で、建設費100億円前後を想定している。
会議はサッカー関係者、サポーター代表や松本商工会議所、中心部の商店街などの30〜50人で構成。来年1月から月1回のペースで12月まで協議を重ねる。座長を務める橋本純一・信州大大学院教授は「街の活気とにぎわいをつくるシンボルになるスタジアムを考えたい」と説明した。
新スタジアム構想は昨年から同社や自治体関係者、サポーターらが意見を交わしてきた「松本山雅ドリームサミット」で提案された。現在ホームゲームを開催しているアルウィン(県松本平広域公園総合球技場)について、同社は「通路が狭いなど、使い勝手が良くない。改修に多額の費用がかかり、費用対効果から新たなスタジアムを考える時期」とする。
大月弘士・山雅会長は「2020年の東京五輪以降の建設を考えている」とし、事業費負担については「地域と力を結集し、会議の中で考えたい」と述べた。
市民に慎重論も、あす緊急集会
一方、市民の中にはスタジアム建設に慎重な意見もある。市民団体「松本市政を検証する松本市民の会」は20日午後6時、同市中央1のMウイングで、緊急市民集会「松本市に巨大スタジアムはいらない」を開く。無料。
同会の山根二郎弁護士は10日、菅谷昭市長に建設に反対する文書を提出。「建設構想は松本城を中心とする歴史的城下町の破壊だ。市民集会で訴えたい」と話している。