No.214484
なぜ判定に現場の状況や心情といった文脈が入り込むのかといえば、結局のところ「肉眼では完璧に見極められないから」に他なりません。
コンマ数秒の出来事を肉眼で捉え切ることは不可能なため、審判は映像ではなく、プレーの流れや位置関係、選手の挙動などを「総合的に判断」して決断するしかありません。
昨日の藤枝対徳島のあの場面も、肉眼では見極めきれない中、攻撃側のトリッキーな動きによる不可抗力感や、ゴールから遠く決定機にならない位置関係を総合的に考慮した結果でしょう。「ここでPKを与えるのは酷だ」という葛藤も含め、肉眼判定の限界ゆえに現場の生々しい人間心理や文脈が判断を左右した、象徴的なワンプレーだったと言えます。