No.86966
多くのチームはバランスの重心を守備寄りにとる。つまり、まず失点しないことを優先し、攻撃は失点しない程度に行う。何が何でも得点しようとすれば、失点のリスクだけが増大するからだ。サッカーは点が入りにくいボールゲームなので、あまりアテにならない攻撃に注力するよりも、守備から入ったほうが効率的というわけだ。
「壊すのは簡単だが、作るのは難しい」
オシム監督も認めている。しかし同時に、こうも言うのだ。
「作るほうが素晴らしい人生だと思いませんか?」
リスクは常にある。どれだけ失点を回避しようとしてもノーリスクにはならないのもサッカーだ。ならば、「リスクを冒せ」というのがオシムの考え方だった。