>>1029527
我々の目に見える上手い守備は『即時奪回』する姿勢だと思うのですが、それはボールを失った瞬間の味方同士の距離間(ポジショニング)がある程度近くないと実現が難しいです。
いくら個人個人が必死に走って追い掛けても、単発で追い掛けてはボールを回されるだけで何も起きない。選手の距離間と同じく大事なのが、奪いに行くタイミング。同じタイミングでないと、有効なプレスとならない。
今は前線の選手頼みで長いボールが多いです。そうなると選手の距離間は必然と遠くなる。それはボールを失った時の守備においても、ボールまでの距離がバラバラで、追い詰めるにも物理的に追い詰められない状態となってしまう。
『即時奪回』が最高にハマったのが鬼木黄金期のフロンターレですが、あの時は攻撃時の選手距離間も絶妙でした。攻撃時の距離間が絶妙だから、ボール失った瞬間の守備対応する距離間も絶妙となるので『即時奪回』が可能でした。
「良い攻撃は良い守備から」という言葉がありますが、「良い守備は良い攻撃から」とも言えると思います。
つまり、今は攻撃もそれほど上手く行っていないと思っています。